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栃木工場ストーリーズ
SC管理部
成島 優希さん(なるしま ゆうき)さん / 2015年入社
日本に製造拠点を持つ外資系医療機器メーカーは、非常に稀です。栃木工場で製造される特殊穿刺針(主に局所麻酔領域で使われる麻酔針、以下「麻酔針」)は、B. Braunのグループカンパニーへ輸出され、世界各国の医療現場で使用されています。外資系医療機器メーカーとしてはユニークな、製品の輸出や生産計画に関わる業務に携わる成島さんのストーリーをお送りします。
成島さんは2015年に新卒新入社員として入社、当時栃木にあった商品管理センター、その後埼玉の中央物流センターで、いわゆる物流の仕事を経て、2016年に栃木工場へ。その後3か月間、工場ならではの製造の現場を経験した後、SC管理部(サプライチェーンマネジメント)へ異動となり、現在に至ります。
商品管理センターでの1年間、当社が取り扱う幅広い製品にそれなりに触れてきた成島さんですが、製造現場で実際に麻酔針の組み立てや検査、製品の入庫と出荷業務を行ったという経験は、より製品を詳しく知るきっかけにもなり、また製品の生産計画作成という今の仕事にも大いに役立っていると言います。
広がる仕事の幅とコミュニケーションの輪
「異動後、製品の生産計画を作成することからスタートしたのですが、海外の外注先ともやりとりする必要に迫られました。当時は英語を話せず、自分で勉強したり、翻訳ソフトを駆使するなどして懸命に仕事を進めたのを覚えています。思い返せば、あの時の外注先とのメールが、初めての海外とのコミュニケーションでした」。
栃木工場で製造される麻酔針は、その約80%が輸出されており、実は、世界で使われる局所麻酔針の約35%がMade in Tochigiなのです。Made in Tochigi製品への評価と期待値は高く、それに伴い生産量への要求も益々高くなっているのだといいます。 成島さんが手がける生産計画は、嬉しい悲鳴と共に、今後は工場として、新たなステージの新たな課題に取り組みながら作成されることになりそうです。2022年からは、さらに輸出や出荷の業務にも携わり始めました。
さて、当社の基幹システムが、いよいよ会社全体のサプライチェーンにも導入されるというタイミングで、ちょうどSC管理部異動と重なったという成島さん。システムエキスパートが不在だった当時の栃木工場で、ITメンバーのサポートを得ながら、在庫管理、生産計画、フォーキャストなどの業務を徐々に新システムへ移行させ、業務プロセスの変更なども行ってきました。
2016年に異動して以来変わらずSC管理部に所属していますが、こうしてお話を伺うと、必要に迫られながらも、常に興味を持って自ら仕事の幅を広げてきた印象です。そんな成島さんにとって、ビー・ブラウンエースクラップという会社はどんな会社なのでしょうか。
「色々な仕事にチャレンジする機会をもらい、やりがいを感じています。また、先輩の皆さんも話しやすい方が多く、気さくに相談にのってくれる環境です。それは海外の同僚も同じです。日々皆さんには感謝しています」。
会議や、今では日常となったメールやチャットでのコミュニケーションを通じ、海外とのネットワークも広がりました。
すべての仕事は、実は、とても多面的です。ひとつのことから様々なチャレンジや可能性が生まれ、そこに関わる人とのネットワークも広がります。成島さんのお話を伺っていると、まさに、チャレンジする機会を最大限に活かして、仕事を楽しみながら自分の可能性もまた、次々に広げているように感じられました。