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結腸ストーマについて
ストーマが必要になる理由は様々ですが、主なものは次の通りです。
・癌
・炎症性腸疾患
・家族性大腸腺腫症
・外傷
・先天性欠損
結腸ストーマには、永久的に造設されるものと一時的なものがあります。主に、右側横行結腸ストーマと、左側結腸ストーマの2種類があります。どちらの種類にも、一時的なものと永久的なものがあります。
永久的ストーマを造設すると、通常1日に1~3回装具を交換する必要があります。決まった時間に健康的な食事を摂っていれば、退院後1ヵ月ほどで、ストーマによる排泄のパターンができます。
外傷時や手術後、結腸に治癒しづらい部分があると、一時的な結腸ストーマが必要になります。 一時的ストーマでは、腸を切断せずにストーマを造設します。 よく造設されるのは、ループ式ストーマ(腸の一部をループ状に腹壁上に出し、体表面にロッドで固定したストーマ)です。
なお、ロッドは通常10日後に抜去されます(痛みはありません)。一時的ストーマは、通常3~6ヵ月後に閉鎖されます。 通常、ストーマを閉鎖する手術の際に瘢痕を切開することはありません。
結腸ストーマを造設した方は、体外にストーマ袋(閉鎖型又は排出口がある下部開放型)を装着する必要があります。造設したストーマの種類を踏まえて、最も快適と感じられる方法を選んで下さい。
手術後には、専門看護師が、さまざまな種類の装具をご案内します。幅広い選択肢の中から、ご自分に合うものが必ず見つかるはずです。
手術後の回復には、腹部の創傷のケアが重要となります。これは、創傷周囲の筋肉が弱っているためです。無理をするのは禁物です。例えば、掃除機をかける、重いものを持ち上げる、家具を動かす、アイロンをかけるなどの日常作業は、しばらく時間をおいてから再開して下さい。
著者:Dr Brigitte Espirac,Chief Medical Officer,B. Braun Medical SAS, France
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